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HOW TO ベストショット! シニアフレンズ しつけ方教室

HOW TO ベストショット

プロの写真家に聞く、あなたも撮れるペットのベストショット!

TVコマーシャルや雑誌、広告印刷物などで、たくさんの鳥や犬や猫などが登場していますが、
うちのわんちゃん、猫ちゃんのほうがもっと可愛いよ…と内心思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
ここではプロカメラマン藤原忠さんに教えていただく、可愛いペットをより可愛い写真に撮れる秘訣を紹介します。

(株)ピクスカンパニー代表取締 

藤原 忠 先生

まず写真を撮るための基礎知識

【 ISO(イソ)感度 】
ISO感度とは、カメラが感じ取る事が出来る光の量の大きさを表す数値です。
この数値が大きいと、下記の様なのメリットがあります。
「暗い所でも明るい写真が撮れる」「手ぶれをおさえれる」「動くものをぶれずに撮れる」
しかし良い事ばかりではなく、数値が大きければ大きい程ノイズが入りやすくなります。
綺麗な画質で撮りたいのであれば数値を下げ、シャッタースビード/絞りで調節するなど、
自分が撮りたい写真の内容に合わせて調節しましょう。

【 シャッタースピード 】
シャッタースピードとは、その名の通りシャッターが切れる時間の早さを言います。
シャッタースピードが早ければ、止まっているように撮れ、
遅ければ、ぶれやすくなります。
(そのブレを利用した天体観測の写真)
またシャッタースピードは写真の光を取り入れる時間の長さでもあります。
早ければ写真が暗く、遅ければ明るく撮る事が出来ます。
被写体の動きや絞りなどを調節し、自分が撮りたい写真の内容に合わせた早さを決めましょう。

シャッタースピードに対する被写体の写り方


【 絞り 】
絞りとは、レンズの中にある「絞り羽根」の形状の変化により、光の量を調整する役割をいいます。
絞る数値を大きくすれば、光がレンズに入る隙間が小さくなるので暗くなり数値を小さくすれば明るくなります。
また、絞りの最も特徴的なところとして、絞りの数値を小さくすると、ピントの合う範囲が狭くなります。
逆に数値を大きくすると、ピントの合う範囲が広くなります。

全体にピントが合っている写真が撮りたいのであれば、数値を上げてピントを絞り、
被写体だけにピントを合わせたいのであれば、数値を下げて絞りを開けるなどし
撮影意図により最適なシャッターと絞りの組み合わせを選ぶ必要があります。
また、撮影条件により、シャッターと絞りの組み合わせ、ISO感度の設定も考慮しましょう。

絞りに対する光の量/ピント範囲


以上の内容を踏まえ、様々な疑問にお答えしていきます。

撮ったらシッポだけしか写ってなかった

チャンスだと思ってシャッターを押したのに、ペットが突然歩き出してしまって、狙いが外れてしまった。
あるいは走り回るワンちゃんを撮ったら、画面からはみ出してしまうなんてことはよくあります。
カメラによってはシャッターボタンを押してから実際シャッターが切れるまでにかなり待たされる機種があります。
このタイムラグの影響を受けないための具体的な対策と、シャッターチャンスを逃さない方法としては、
オートフォーカスをうまく働かせる方法などがあります。
また、置きピン流し撮り追い撮りなどのテクニックを駆使すればワンランク上の写真が撮れるようになります。

AF(オートフォーカス)設定は、
素早くピントを合わせることができるので
チャンスを逃しません。

【置きピン】

置きピンの撮り方

あらかじめ③の位置にピントを合わせておき、わんちゃんが③まで近づいてきたらシャッターを切ります。

【流し撮り・追い撮り】

流し撮り・追い撮り例

動く被写体合わせて、撮影者は動かずカメラを動かして撮る方法です。
被写体のわんちゃんは止まっていますが、背景はブレて撮れるので躍動感のある写真が撮影出来ます。

ボケボケ・ブレブレになってしまった

よくボケている写真と言われるものに。ブレている写真が占める割合が多いものです。
このミスを防ぐためには、できるだけ速いシャッタースピードを選ぶ、正しいカメラの構え方で手ぶれを防止することや
オートフォーカスをうまく使ってしっかりピントを合わせることが重要となります。

暗すぎる写真になってしまう

ISO感度、シャッター、シボリの関係を十分に理解してシャッターを押しましょう。
ペットを撮影する際に、特に注意しなければいけない状況として、窓などや明るい光を背景にした黒い被毛の犬や猫を撮影する場合、
また、まるっきり逆で夜などの暗い背景で、白い被毛の犬や猫を撮影する場合などです。
このような状況では,カメラの露出計の設定を調節しないとペットの表情や自慢の毛並みをうまく表現してくれません。
また、露出補正という方法があり、これでより適正な明るさを得る事ができます。

カメラは、写真全体の明るさを自動的に合わせてくれますが、 それが逆効果で、見た目より暗かったり、明るすぎたりする写真になる時があります。
こんなときは露出補正で、撮影者がカメラに明るさを指示します。
見たままの明るさで撮るために、写真全体を明るくしたり(プラス補正)、暗くしたり(マイナス補正)します。

ペットが小さく写ってしまった

いい写真を写すために大切なことは沢山ありますが、ペットの可愛いい表情や仕草にばかり気を取られて
画面全体を見ないでシャッターを押しているようでは良い写真は撮れません。
出来上がった写真に周りのいらないスペースがいっぱい。
なんてことの無いよう グルっと画面を見渡して、フレーミングやアングルについて考えてから撮りましょう。
もちろん良いところだけを後からトリミングという手もありますが、それでは限られたデータを有効に使えなく
クオリティーを落としてしまうことになってしまうため注意が必要です。

アングルを変えることで、被写体の猫ちゃんも大きく、遠近のある写真が撮れます。

色が変

蛍光灯の下でワンちゃんを撮ったらなんだか全体的に緑色になっていた。
なぜこのような写真ができあがるのでしょうか?
それは、ホワイトバランスの調節が失敗しているからです。
朝夕の光、昼間の光、日陰の天空光はそれぞれ色が違います。
他にも電球/蛍光灯、など様々な色の光のもとで写真を撮る事があります。
本当の色を表現するためには、 ホワイトバランスを正して撮る必要があります。

昼間・曇り・室内・電球など、設定と撮影状況を合わせましょう。

ワンちゃんをバックの風景から引き立たせたい

主役はもちろんワンちゃんなのですが、 背景のよけいなものまでばっちりピントが合っていてイマイチ。
背景が綺麗にボケていて味のある写真が撮りたいな。
このような悩みを解決するためには、 シボリとボケの関係を理解することが大切です。
また、望遠レンズを用いるとその効果は大きく、さらにバックの風景をボカして撮る事ができます。

雰囲気作りや身繕いが大切な要素です。
せっかく良い表情や可愛い仕草が撮れたのによけいなものが一緒に写っている、
目やにがついていたのではせっかくの写真が台無しです。
また、カメラを向けるとすぐに逃げてしまう場合には、日頃からカメラを持ったら
ペットを褒めたり、ご褒美をあげたり、遊んであげて写真を撮る良い事があると躾けると良いでしょう。

大きくプリントしたらボケている

画素数やjpg/tif等の 画像保存形式について理解することが大切です。
カメラは限られた画素数で、画像が形成されています。
限りある画素を最大限に有効活用しましょう。
また、保存方式を理解して、適切な保存で大切な画像を残しましょう。

変わった写真を撮ってみたい

カメラアングルを極端に変えてみたり、魚眼レンズなど特殊レンズを使うなど面白い写真を撮る方法にトライしてみましょう!