うさぎの病気予防

家族の一員になった愛兎を恐い病気から守るために、起こりやすい病気を知り、しっかりと適切な予防をしてあげましょう。

過長歯(不正咬合)

ウサギの歯は、切歯・臼歯共に一生伸び続けます。通常は上下の歯が噛み合う事で正常な歯の長さを保っています。 これが、さまざまな原因で削れずに伸びて咬み合わなくなることを不正咬合といいます。不正咬合になると、歯は伸び続け食事がとれなくなります。
原因は、不適切な食事(臼歯の摩耗に必要な干し草などの不足や硬すぎるペレットなど)、外傷、ケージを噛む癖、老化、歯根の感染、遺伝など様々です。十分な量の干し草を与え、ペレット・おやつなどを適切に与えることで予防できます。
またストレスでケージを噛まないようにいっぱい遊んで上げましょう。

毛球症と鼓腸症

毛球症とは毛づくろいをして飲み込んだ毛が胃で固まり詰まってしまう病気です。ウサギは吐くことができないため、まめにブラッシングを行い、干し草など繊維質の多い食事で胃腸を動かしたり、適度な運動を心がけましょう。
鼓腸症は、歯の病気など他の病気で長時間食事せず胃腸が動かない時に細菌の異常発酵でガスが溜まって起こります。放っておくと死に至る事もありますので食欲ない時はすぐ病院に診せましょう。

足底潰瘍

ウサギは踵に全体重をかけるため、ケージ内の床が網状になっていたり、床が堅かったり、体重が重たかったりすると後肢の裏に傷ができてしまい、ひどくなると床ずれのようになってしまいます。床材や環境に気をつける他、ストレスをためたり肥満にしないよう適度な運動をさせましょう。

血尿

膀胱炎や膀胱結石のほか子宮の病気があると赤い尿がでることがあります。健康でも有色尿がでることがあり、区別するために尿検査が必要になります。
膀胱炎や膀胱結石の予防のために、カルシウムの少ない食事を与え水分をたくさん取るようにしましょう。
また子宮の病気を予防するため避妊手術をしましょう。

その他

ウサギは我慢強い動物です。おかしいと思ったらすぐ病院に相談しましょう。とくに子ウサギが下痢をした場合は要注意です。

TOP