フード選び

近年ではペットフードの改良が進み、お店にもたくさんの種類のフードが並ぶようになりました。どうやって、フードを選べばいいのか迷う方も多いと思います。 当院では以下の条件をクリアしているフードを選んでいただくことをお勧めします。

フード選びの条件

1. ライフステージに合わせた食事を選ぶ

まずはフードのパッケージを見てみましょう。
成長段階に応じて「幼犬・幼猫期/成長期またはグロース」「成犬期・成猫期/維持期またはメンテナンス」「老犬・老猫期/シニア期」などに別れているものを選びましょう。
また、1日に必要な給餌量は体重によって異なります。
パッケージの給餌量の目安を参考に、計算して1日量を決めて与えましょう。

2.「総合栄養食」の表記のあるものを選ぶ

総合栄養食とはペットフード公正取引協議会の基準を満たした、「その食事と新鮮な水だけで、成長や健康維持に必要な栄養素・エネルギーがバランス良くとれる食餌」のことです。
パッケージの裏面に小さく表記されていることが多いので、裏側もしっかりチェックしましょう。

3.「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の基準をクリアしたもの

AAFCOはドッグフード・キャットフードの栄養基準を作成しています。
そのガイドラインは世界的な栄養基準となっています。
日本ペットフード公正取引協議会もAAFCOのガイドラインを反映しています。

4.「プレミアムフード」を選ぶ

プレミアムフードとは、決まった規格や定義があるわけではありません。
一般的に、「原材料にこだわり、添加物や保存料を使ってない製品が多く、開発・試験改良・製造にコストがかかるため比較的高価なフード」となります。

5.目的別に選ぶ

「妊娠期・授乳期」「肥満傾向用」「運動量の多い用」などカロリー量によって分かれているものや、「毛玉用」「歯石予防」「尿石予防」など普段からのケアを考えられているものもあります。

6. 入手しやすい物を選ぶ

総合栄養食で、AAFCOの基準をクリアしていて、プレミアムフードであっても、数ヶ月待ちのフードでは困ります。最近はインターネットでお買い物ができお求めやすくはなってきましたが、いざという時にペットショップや病院で購入できるものがよいと思います。

7. 嗜好性

Aどんなに体に良くても本人が食べなくては意味がありません。
そういう点で「チキン味」や「フィッシュ味」など何種類かあるフードだとなお良いです。

メーカーによって分類や内容などが細かく異なり、やはり迷っている・分からない場合は動物病院に相談するのが一番です。

担当:竹田看護師 監修:春日部獣医師

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